投資で利益が出る仕組みって?キャピタルゲイン、インカムゲインとは

投資をやってみたいけど、そもそも投資って何だろう?仕組みが分からないとどうして儲けられるかわからない。だから投資なんてできない。

そんなあなたに、まずは、どうして投資で儲けが出るの?それを知りたいというあなたのために記事を書いてみましたので、ぜひご一読ください。

投資で利益を出す方法には2種類ある!

投資について調べているあなたであれば、既によくご存知かもしれませんが、投資で利益を得る方法には2種類あります。それはなにかというと

  • キャピタルゲイン
  • インカムゲイン

これが投資で利益を得る方法となります。ただこの文字だけ見てもなんかわかりづらいと思います。まずは、言葉の意味を見ていきます。

言葉自体の意味は?

まずは、言葉の意味を知ることで、理解がしやすいと思うので、そこから説明していきます。 キャピタルゲイン、インカムゲインにはどちらも「ゲイン」が付いています。ゲインの意味ですが、「利益」、「収益」という意味があります。

ゲインが分かったところで、次にそれぞれの頭について入る「キャピタル」、「インカム」とはどういう意味でしょう?

キャピタルとは、「資本」という意味があります。ということで、キャピタルゲインは、資本収益、資本による収益ということになります。まだちょっと分かりづらいですね。

では、次にインカムとは定期的に入る「所得」、「収入」という意味があります。なのでインカムゲインは、収入利益、定期的に入る収入による収益となります。これもなんとなくわかりそうでまだわかりづらいかもしれません。

言葉の意味を調べてみましたが、これだけではよくわかりづらいかと思います。

資本収益?収入収益?なんだそれは

ということで、さらに踏み入って説明します。

キャピタルゲインとは

キャピタルゲインは、資本収益ということですが、資本による収益とはどういうことか?結論から言いますと、資本の売買を行ったときの差分から利益をだすことです。

まだやっぱりわかりづらいですね。

それでは、簡単な例として、チケットの転売なんかもキャピタルゲインにあたります。(チケットの転売は違法ですので、あくまでも例としてみてください。)

ある人が有名アーティストのライブチケットを1万円で購入しました。ですが、当日は都合が悪くなり転売サイトでライブチケットを転売しました。購入できたチケットがいい席だったので、5万円で売れました。

ここで、ライブチケットを売ることで4万円の利益が出ました。

1万円で購入した資本(ライブチケット)が5万円で売れたため、4万円の利益が出ました。これがキャピタルゲインによる利益になります。

なんとなくわかったかもしれませんが、ここでもう少し投資らしい例として、株の売買で投資を行う株式投資と外国の通貨を売買するFX(Foreign Exchange)を例にして説明します。

株式投資はある時に買い、ある時に売るというので比較的わかりやすいかもしれません。株式であれば、株価20万円で購入した株式が30万円のときに売ったとします。そうしたら、単純に差額として10万円の利益となりますよね。これもキャピタルゲインです。

次に、FXの例ですが、1ドルが100円のときに10万円分のドル(1,000ドル)を買ったとします。この後に1ドル110円になると1ドルあたり10円の利益となります。なので、10万円分のドル(1,000ドル)を売った時の利益は、

10円/ドル × 1,000ドル = 10,000円(1万円)となるわけです。

また、FXだと外貨を売って後で買い戻すこと(売り)ができるので、例えば、1ドルが110円の時に10万円分のドルを売り、1ドル100円の時にドルを買い戻すことで、さっきとは逆に1万円の利益となります。

このように資本を所持し、その資本を売った時の差分利益をだすことをキャピタルゲインと言います。

インカムゲインとは

インカムゲインは、収入収益ということですが、収入による収益とはどういうことか?結論から言いますと、資本(資産)を保有していることにより定期的に得られる収益のことを言います。

インカムゲインのわかりやすい例としては、マンション・アパートなどの家賃収入がそれにあたります。マンション・アパートを保有しているだけで、毎月のように家賃収入が家賃分×部屋数分の収入が入ります。これが、マンション・アパート(資産)を保有していることにより、定期的に家賃(収益)が発生することを言います。

これがインカムゲインによる収益です。

ここで、キャピタルゲインで出した例と同様に株式投資とFXを例にして説明します。

株式投資は、ある企業の株を保有することで、配当金株主優待が定期的に得られます。日本では年に1~2回の本決算と中間決算の時期にもらえるケースが一般的ですが、株式(資本)を所有しているだけで、配当金や株主優待(定期的に得られる収益)を得ることができます。これが株式投資でのインカムゲインになります。

次にFXの場合ですが、外貨を継続的に保有していることにより得られる利益のことです 金利の低い国の通貨で金利の高い国の通貨をうことにより金利の差額が生まれます。そこで得られる利益がインカムゲインとなります。

ちょっとよくわかりづらいですね。なので例を出します。

例えば、日本の円は年利0.1%などと、円の金利を低く設定しています。ここで金利が高いと言われるトルコリラの金利が15.1%だとします。日本円の金利が年利0.1%の時に、年利15.1%のトルコリラの通貨を買えば、差額の15%がインカムゲインとなります。補足としてですが、FXにおける通貨間の金利差のことをスワップポイントと呼びます。

スワップポイントは外貨(資産)を保有していると毎日(定期的に)もらえます。毎日といっても土日はもらえないので、平日の特定の日に土日分のも付与されるようになるのですが、実質毎日もらえます。

これがFXにおけるインカムゲインになります。

スワップポイントは金利差による収益になります。ただスワップポイントは少し注意が必要で、FXには外貨を買うことと売ることができるので、スワップポイントは必ずしもプラスにはならないという点です。

ちょっと横道に逸れましたが、インカムゲインとは、資本(資産)を保有することにより定期的に入ってくる収益のことを言います。

それぞれの特徴

投資の利益の出し方であるキャピタルゲインとインカムゲインについてなんとなくわかってもらえたと思うので、次にそれぞれの特徴を書いていきます。

キャピタルゲイン

キャピタルゲインは、資産を購入して、それを売った時の差額で利益を得る方法ですが、大きな利益を得られる可能性がある一方で、投資元本自体が減ってしまうため、損失を被るリスク金額が大きいことが特徴となります。

インカムゲイン

インカムゲインは、資産を保有することにより定期的に得られる収益で利益を得る方法ですが、投資元本が減りづらいため、比較的リスクが少ないです。ただ、損失を被りづらい分、得られる収益額は少額であることが特徴となります。

まとめ

投資で利益を出す方法は、「キャピタルゲイン」、「インカムゲイン」の2種類ある。

キャピタルゲインは、資本を購入し、売った時の差額で利益を出す。大きい利益を得られる可能性がある一方、大きく元本が減るリスクを伴う。

インカムゲイン、資本を保有することにより定期的に収益を得る。元本は減りづらいが、得られる収益額も少額になる。

本記事は以上となります。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。

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